特色ある教育・保育

遊びは学び

元気におひさまの下で、笑顔をいっぱいうかべ、そして額に汗いっぱいかきながら泥んこになって遊ぶ。
土に触れ、水に触れ、友達と笑い合い、ときにはぶつかりながら、こどもたちは毎日の遊びの中でたくさんのことを学んでいます。

「これ、なんだろう?」「やってみたいなぁ」「どうしたらできるかな」「もう一回やってみよう!」「友達と一緒にやりたいな」。こんな心の動きが、学びの出発点です。

リーチェル幼稚園が大切にしているのは、こどもの中から生まれる「やってみたい」という気持ちです。大人が先回りして答えを用意するのではなく、こども自身が感じ、考え、選び、試してみる。その経験の中で、こどもは自分の力で育っていきます。

こどもの小さなつぶやきに気づき、夢中になっている姿を見守り、困ったときには一緒に考える。挑戦しようとする気持ちを支え、学びが深まるきっかけとなる環境を整える。こどもの主体性は、信頼できる大人のまなざしと、安心して試せる環境の中で育っていきます。

遊びの中で、考える力、挑戦する力、人と関わる力、表現する力、自分を信じる力が育っていきます。夢中になる時間は、こどもが自分で育つ時間。遊びの中に、深い学びがあるのです。

年齢に応じて、自由に遊ぶ時間と、みんなで経験する時間をバランスよく取り入れながら、こどもの経験の世界を広げています。

こどもたちの経験値となる様々なカリキュラムは、秘められた可能性をひきだします

運動あそび

体を動かす楽しさを味わい、自分の体を知り、挑戦する心を育てます。

年齢や発達に応じた運動あそびを通して、体の基礎づくりをしています。走る、登る、くぐる、渡る、跳ぶ、支える。全身を使って遊ぶ中で、こどもたちは自分の体の動かし方やバランス感覚を身につけていきます。

大切にしているのは、「上手にできること」だけではありません。少し難しいことに「やってみたい」「できるかも」と挑戦し、うまくいかなくても、もう一度やってみる。その積み重ねが、意欲や粘り強さ、そして「できた!」という自信につながっていきます。

園庭での遊びには、「少し怖い」「気をつけないと危ない」と感じる場面もあります。こども自身が体験を通して危険を感じ、考え、安全に行動する力も、体を動かす中で育っていきます。

体を通した実感は、心のたくましさにもつながります。体を動かすことが大好きな、こども本来の元気な姿を大切にしながら、心身ともにたくましい子を育てていきます。

食育

食べることは、いのちと季節、そして文化にふれること

育てる、待つ、収穫する、つくる、味わう。食を通して、こどもたちは自然の恵みやいのちのつながり、日本に受け継がれてきた食文化にふれていきます。

園庭の畑や「わんぱくのうえん」で、こどもたちは土にふれ、種や苗を植え、水やりや草取りをしながら野菜を育てます。芽が出ること、実ることを楽しみに待ち、自分たちで収穫し、みんなで味わう。その一つひとつの経験が、食べものへの関心や、食を大切にする心につながっていきます。

また、味噌づくり、醤油づくり、梅干しづくり、うどんづくり、たくあんづくりなど、日本に昔から受け継がれてきた食文化にもふれています。手を動かし、時間をかけてつくられる食べものの背景を知ることは、食への感謝や、文化を大切にする心を育てるきっかけになります。

自園給食

リーチェル幼稚園の給食は、野菜をたっぷり使った和食中心の献立です。ごはん、汁物、野菜のおかずなどを組み合わせ、素材の味を活かしたやさしい味つけで、こどもたちが安心して食べられる給食を提供しています。

毎日の食事の中で、こどもたちは季節の食材に出会い、だしの香りや野菜のおいしさ、友達と一緒に食べる楽しさを感じていきます。食育活動や栽培活動をとおして、苦手なものにも少しずつ興味を持ち、「食べてみようかな」という気持ちが育つことも大切にしています。

給食は、ただお腹を満たす時間ではありません。食材を味わい、つくってくれる人に感謝し、友達と食卓を囲む、こどもたちの豊かな生活の時間です。

食を通して、季節を感じる力、素材を味わう力、いのちに気づく心、感謝する心、友達と食べる喜びを育んでいきます。

森の活動

こどもたちと創っていく新たな場所として令和2年度から森の遊び場ができました。

リーチェルわんぱくの森

作物を育てる、木々や草花を観察する、木の実やドングリを拾う。森には野鳥や昆虫がたくさんいて、ときにはヘビが顔を出すこともあります。

木々の色、鳥のさえずり、土の匂い、落ち葉の感触。森の中で、こどもたちは五感を使って自然と出会います。「これ、なんだろう?」「ふしぎだな」という小さな発見や驚きが、感性や探究心を育てていきます。

少し怖いけれど、行ってみたい。見つけたものを、友達に伝えたい。森の中で心が動いた経験は、想像し、遊びをつくり出し、自分なりに表現する力へとつながっていきます。

この森は、完成された場所ではありません。こどもたちの「やってみたい」とともに、みんなの力でこれからも創り上げていく遊び場です。

共育について

こどもを真ん中に、家庭と園が共に育つ

共に育つと書いて「共育(きょういく)」。リーチェル幼稚園では、この「共育」を大切にしています。

子育ては、ひとりで抱えるものではありません。こどもの成長には、家庭のあたたかさと、園での集団生活の経験、その両方が大切です。こどもは、家族や友達、先生、地域の方々など、たくさんの人とのつながりの中でさまざまな経験を重ね、自分のことは自分でする「自立」と、自分で考えて行動する「自律」の力を身につけていきます。

リーチェル幼稚園では、保護者の皆さまとこどもの姿を共有しながら、共に考え、共に喜び、共に育ち合う関係を大切にしています。こどもを真ん中に、家庭と園が同じ方向を向いて歩んでいく。さらには地域のみなさんと共に育ち合っていく。それが、リーチェル幼稚園の考える「共育」です。

こどもたちは、園で見せる姿と家庭で見せる姿が同じではありません。だからこそ、日々の遊びの様子、友達との関わり、できるようになったこと、少し困っていることなど、その子らしい育ちの瞬間を伝え合うことを大切にしています。園は、こどもをお預かりするだけの場所ではなく、保護者の皆さまと一緒にこどもの育ちを見つめ、支えていく場所でありたいと考えています。

・こどもの姿の共有:日々の園での様子や成長を、写真・連絡・対話を通して共有します。
・相談しやすい関係:子育ての悩みや不安を、気軽に相談できる関係づくりを大切にします。
・保育参加を通した共有:園でのこどもの姿を実際に見て、共に遊んでいただき、成長を一緒に感じる機会を大切にします。
・家庭と園の連携:家庭での様子と園での様子をつなぎ、その子に合った関わりを考えます。
・子育て支援:園に通う家庭だけでなく、地域の子育て家庭を支える園でありたいと考えています。

今しかない、二度と戻ることのない大切な乳幼児期。こどもと一緒に喜び、共に楽しみ、ときには共に悩みながら過ごす毎日の中で、育っているのはこどもだけではありません。

わが子の成長に驚き、迷い、喜ぶ中で、保護者の皆さまも親として少しずつ育っていきます。同じ時期に子育てをする保護者同士が支え合い、つながっていくことも、大きな力になります。

そして私たち保育者も、こどもたちの姿やご家族との関わりから多くのことを学び、保育者として、園として育てられています。

こどもを真ん中に、保護者も、先生たちも、地域の方々も、みんなが共に学び合い、共に育ち合っていく。子育てを通して、関わるすべての人が幸せを感じ、幸福感を味わえる園でありたいと願っています。子育てをみんなで味わいましょう!!