特色ある教育・保育

遊び

元気におひさまの下で、笑顔をいっぱいうかべ、そして額に汗いっぱいかきながら泥んこになって遊ぶ。
子供は日々の“遊び”の中で学び、成長し、人間性の基本部分が多様に育っていきます。

そんな日々の遊びを大切にし、子供達の”学び”に繋がるたくさんのしかけを用意して子供の遊びをサポートしています。

楽しそう・なんだかできそうかな(その気)、やってみたい(やる気)、できるようになりたい(本気)、そして出来た!と積み上げる成功体験によって子供自身の満足感、達成感を満たし、より一層やる気を引き出し、主体性と向上心を育みます。

まずは“その気”にさせること

子供達の発達に応じて、一歩手前の「ちょっとだけ難しいもの」いわゆる“スモールステップ”をたくさん準備し、小さな成功体験を積み重ねることによって、子供達のやる気や本気、あきらめない心、チャレンジする心を育てていきます。

子供達の経験値となる様々なカリキュラムは、秘められた可能性をひきだします

運動あそび

卒園するまでに「全員逆上がりができるようになろう!」という目標をたて、発達に応じた毎朝のサーキット活動をとおして、全身運動をおこなっています。

目標は、「逆上がりができるようになる」ことですが、目的としているのは、全身を使った運動あそびによって脳や全身の機能器官の発達を促し、体を動かすことが大好きになることです。また目標に向かって頑張ることで意欲、やる気、頑張ろうとする心を育て、心身ともにたくましい子を育てます。

体力は、人間のあらゆる活動の源であり、物事に取り組む意欲や気力といった精神面の充実にも深く関わっています。

子供達の健全な発達や成長を支え、豊かで充実した生活を送る上で大変重要なものなのです。元気いっぱい、体を動かすことが大好きな、子供本来の姿に、子供を育てていきたいと考えます。

体を目いっぱい動かし汗をかき遊びながら運動することで、人間形成と脳や全身の機能器官の発達を促します。

食育

「食べる」ことをとおして日本の美しい食文化を伝える。豊かな生活は豊かな自然の恵みがもたらす、食べ物とその食習慣に育まれます。四季折々の変化は豊かな食べ物を私たちに与えてくれます。

日本人は丁寧にそれを調理し、いただき、丁寧に食べる所作を学びながら、何千年もの時をかけて日本の伝統文化としてつむいできました。

園では子供達に自然からの恵みである野菜作りなどを通して、食に対する興味を持たせ、食べるという人間の基本活動を見直し、食を通して美しい日本の文化を知り、人としての基礎能力「生きる力」を育んで欲しいと考えます。

和食中心で野菜がふんだんに使われたこだわりの自園給食を実施し、子供達に安心安全の食事と栽培活動や調理などの体験活動を通して学ぶ食育を実践しています。

栽培活動では園庭内の畑および園外にあるわんぱく農場の畑を使ってさまざまな野菜を育て、水やり、草取りなどの世話、収穫、そしてみんなで収穫したものを調理し、食べるという、種植えから口に入るまでの一連の体験をする事により、食べ物のありがたみ、苦手な野菜の克服、調理する楽しさ、そしてみんなで食べる楽しさを実体験で経験します。

また味噌づくりや醤油づくり、梅干しづくり、うどんづくりなど日本の食文化も実体験し、日本の豊かな自然の恵みがもたらす四季折々の旬を感じ、食育をとおして美しい日本の心を育てていきます。「良い食」と「良い環境」がより良い「未来」を創ります。

森の活動

子供たちと創っていく新たな場所として令和2年度から森の遊び場ができました。

リーチェルわんぱくの森

いろいろな作物を育てたり、木々や植物の観察をしたり、木の実やドングリを拾ったり。野鳥や昆虫もたくさんいます。ときにはヘビも顔をだします。

森の中で様々な動植物を観察したり、そこから想像したり、実際に創造したり、子供達の目がキラキラとそして心がワクワクするわんぱくの森。

 自分達で創り上げる楽しさと自然と四季を感じられる森の中で、子供達の五感が研ぎ澄まされ、想像力と創造力が培われます。 

楽しさは子供たち次第で無限大。 夢がたくさんつまったこの森を、新たな子供たちの遊び場として、子供たちみんなの力で創り上げていきたいと考えます。

共育について

園では『共育』をテーマに掲げ教育保育をおこなっております。共に育つと書いて共育(きょういく)です。

子供は一人では育ちません。親がいて、家族がいて、そして友達がいて、先生がいて、いろいろな人とのつながりの中で様々な経験を積み、自立(自分のことは自分でする)し、自律(自分で良いこと悪いことを考えて行動できること)し、人間として生きる力を身につけていきます。

両親、祖父母、そして園、また地域の方など、いろいろな人たちの協力や見守る目により、子供はすくすく育っていきます。子供たちを育てながら子供を中心として、親と園と地域の皆が共に育ち、学び合い、教え合いながら、共に育ち合うそんな「共育」を皆さんと一緒に実践していきたいと思います。両親、祖父母、そして私たち園、いろいろな人たちの協力により、子供はすくすく育っていきます。子育てを通して親(大人)同士も先生たちも共に育っていくのだと思います。

園に入ったからあとは園に任せればいい、ではないですよね。近年、自分の子供の子育てに対して無関心・人任せで、自分でやろうとしない親が増えているように感じます。

子供は誰かが育てるのではなく、親が育てるという大前提から目をそらさず、また逃げないでほしいと思います。まずは親がわが子のことをしっかりと見守り、たくさんの愛情を注いであげてほしいなと思います。

今しかない、二度と戻ることのない、この大切な乳幼児期を、後悔のないよう過ごしていただきたいと思います。子供と一緒に喜び、共に楽しみ、ときには共に悲しみ、子育てをとおし子供も親も共に育ち合うのです。

私たち園もそんな御家族からたくさん学ばせていただき、園として育てられているのです。子育てをとおして、共に育ち、みんなが幸せを感じ、幸福感を味わって欲しいと願います。子育てをみんなで味わいましょう!!